ブレンボ オーバーホール

いつ見てもブレンボは良いですね。
ピストンは超軽量。シールは国産品と違い物凄く耐熱性がありハードユースにも安心して使用できます。

しかしながらブレンボならではの欠点もあり、オーバーホールのシールキットが通常キャリパーの5倍近い価格であったり、ブレーキパット、ローターの価格も恐ろしいほど高価だったり(アフターパーツメーカー品であれば通常の価格より少し高いくらい)します。

もう1つブレンボならではの欠点として、ブレーキローターを挟む格好で付いているキャリパーのクリアランスの狭さがあります。これはF50ブレンボでも同じことが言えますが、ほんの少しでもブレーキローターが揺れてしまったら即キャリパーに接触してしまいます。
意外と気が付きにくく、そのまま乗られている方も多いのが現状です。

ブレンボ オーバーホールブレンボ オーバーホール

まずは見てみましょう。ご覧のように接触痕があります。

何らかの原因で振れたブレーキローターがキャリパーの一部に接触しています。
接触するだけなら良い?のですが、問題は接触したことにより縦方向が変形します。
今度はブレーキパットの動きが悪くなり、最悪は引きずりを起こしてしまいます。
現にこの車両は、ブレーキパットを外す事さえも困難なほどパットがキャリパーに食い込んでいました。
当然ながらそんな状態できちんとブレーキが利くはずもありません。
このような場合オーバーホールのついでにペーパーで変形部を削り整形後組み込んでいます。
しかしながら、結局のところその原因がブレーキにある場合は少なく、ほとんどの場合がハブの異常(ガタ)であることが多いです。

ブレンボは全てのクリアランスが狭いので、総合的にメンテナンスをしていかないとその性能を十分の引き出すことができません。

2006年10月31日