OBDスキャンツール

スキャンツールを使用したコンディションチェックも行っております。

フェアレディZでは、Z32時代から装着されているコンサルトカプラー。ダイアグノーシス(故障自己診断)です。専用機械を使い比較的簡単に異常個所が解るようにしています。AACバルブやエアフロー、クランク角センサーなどのECCS制御している箇所や、エアバックやAT制御等の診断も出来ます。

とは言っても、基本はコンピューターで制御しているところのみの診断で、例えば、エアクリーナーの汚れ具合やブレーキパットの減り具合などは診断できません。

Z33になってから、コンサルトカプラーは国際規格のOBD-Ⅱと言う方式へ変更になっています。
これは、今までは各社バラバラだったカプラーを世界統一しようと、アメリカでは1996年以降の全ての新車に装着が義務つけられ、日本車も最近ではOBD-Ⅱを採用しています。

このOBD-Ⅱと言うのは排気ガス減少が一つの狙いで、車両に異常が生じた場合は直ぐにユーザーも異常が目視(警告灯など)で確認でき、速やかに工場等へ行き修理し、常に綺麗な排気ガスを出そうと言うのが本来の目的です。それと同時に、修理するメカニックも故障箇所を発見しやすいようにしています。

逆に専用テスターを持っていないと、異常個所を修理してもメーター内の警告灯1つ消すことすら出来ないと言う事実もあります。ベンツなどは専用テスターがないと、ヘットライトバルブ1つ、ブレーキパット交換さえ出来ないそうで、町の修理工場や板金屋さん等は困り果てているようです。

「修理が出来ないならテスター買えばいいやん」と思われるでしょうが、そうは問屋が卸さない。
まったく使い物にならないテスター(異常があっても発見できない)が格安で流通していたり、本当に使えるテスターは物凄く高価だったりして、現状ではディーラーや一部の修理工場、専門店位しか専用テスターを持っていないと言う現状です。警告灯を消す目的で作られたスキャンツールもありますが、これでも高価です。

DAYTONAでも随分長いこと専用テスター導入を考えましたが、うちに入庫する車はディーラー修理を断られた車なども多いので、今年初めから専用テスターを導入しています。市場で入手可能なテスターの中ではダントツに優れたテスターで、日産ディーラーの専用スキャンツール「コンサルトⅡ」に匹敵すると言われている、大変すばらしいツールです。

納車前の中古車や、お客様から依頼される修理等に活躍している本当に頼りになる機械です。 
勘に頼る修理から、コンピュータースキャンツールで確実に知る時代へと変わって来ています。車が進歩した分だけ工具も進歩していくと言うお話でした。

2005年08月26日